やっぱり本物は違う!
今まで何枚ボタンダウン・シャツを買ったか、まるで見当がつきませんが、実は一度も元祖ブルックス・ブラザーズの製品に袖を通したことがないのです。理由を考えると、(1)アイビー・ルックにもっとも熱中していた高校時代にはブルックスはあまりに高価。(2)大学時代、少しお金が使えるようになったら「B.D.バギーズ」、「ギットマン・ブロス」、「ニュヨーカー」、「ユニバーシティ・ショップ」など、価格が手ごろで新感覚のB.D.シャツがゾロゾロ登場し、そっちに目がいった。(3)仕事を始め、もう少しお金が使えるようになったらアイビーから興味が離れた、てなところです。ところが先日、古着屋で気になる一着を発見。それがブルックスのヴィンテージもの。襟にサインペンで名前が書いてある以外(トホホ・・・)コンディションもまずまずなので購入しました。驚いたのはサイドのスリットが恐ろしく深いこと。最近のノーマルなシャツが約13cmなのに対し、ブルックスは約21cm。着丈はブルックスが約3cm長いだけですから、やはりスリットがとても深い。これは下着も兼ねたドレスシャツの起源を受け継ぐ歴史的仕様でしょう。また着心地も見た目も抜群。とくに襟のロールは元祖なだけあって絶品です。ちなみにブルックスではB.D.シャツを「ポロカラー・シャツ」と呼びますが、これはポロ競技の選手が、風に煽られた襟が顔に当たるのを防ぐためボタンで留めたことに由来するとか。それはともかく「やっぱり本物は違う!」と再認識させられた一着との出会いでした。


