ジャック・ニコルソンの「チャイナタウン」
この前、ついにロマン・ポランスキー監督、ジャック・ニコルソン主演の「チャイナタウン」('74年)を観ることができました。実はずっとDVDを探していたのですが、先日、やっと某量販店で発見し手に入れたというわけです。いやぁ凄いです、この映画。アカデミー賞のオリジナル脚本賞を獲得しているぐらいなので話もよくできてますが、なにより役者が凄い。ニコルソンはもちろん、フェイ・ダナウェイやジョン・ヒューストンがいい味を出しています。舞台は1937年のロス・アンジェルス。水の利権にまつわる陰謀とそれを嗅ぎ回る私立探偵という典型的なハードボイルド的展開。筋書きはやや複雑ですが、極上の脚本とポランスキー監督の力量、そして役者の藝があいまってグイグイ引き込まれます。そして、もうひとつの見所はニコルソンが見せるモロ'30年代調のスタイル! 実はこれが目当てだったんです。いやぁホントにカッコいい! ピンチバックのジャケットやロング・ポイント・カラーのドレスシャツの着こなしなど、参考になりまくり。でも、それ以上に映画の出来とニコルソンの演技に圧倒されました。とくに最後のシーンでの彼の表情といったら! よく見るとちょっとハンサムだけど、なんだかヒネた顔したジャック・ニコルソン。「なんでこの人が、こんなに人気なんだ?」と常々思っていた僕に、この映画が彼の圧倒的な存在感を教えてくれました(気づくのが遅い!)。ちなみにこの作品の中で彼が運転しているのがオープンカー。それを観てたら'97年の「恋愛小説家」でニコルソンがサーブ900のカブリオレに乗っていたことを思い出しました。この作品の監督であるジェームズ・L・ブルックスも「チャイナタウン」に何か思い入れがあったの? なんちゃって、単にオープンカーの方が撮影に好都合だったからかもしれませんが。


